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【No.21】シャワーユニットと天井走行リフトの設置|女性の力でもお風呂の介助をできるようにする

バリアフリー工事に至った経緯:(シャワーユニット・脱衣室[天井走行リフト・車いす用洗面台]・トイレ[オストメイト])

今回のご利用者様はご家族で暮らしており、ご主人が車いすを利用しての生活となったことで今回の改修に至りました。

まず最初に難しさを感じたのが、トイレや浴室にはいる前などの際の車いすへの移乗です。奥様がご主人を抱え上げることは、身体的な負担が大きいため、それを補助するものとして、天井走行リフトの導入を決めました。

「朝起きてから寝るまで、どんな動作をするか」。観察や話し合いを重ね、補助が必要な場所や不便を感じるかもしれない部分を全体的な洗い出しから始め、福祉用具の設置位置だけではなく、日用品や消耗品の置き場まで無理のない動線を設計しました。

場所 神奈川県横浜市
リフォームした場所 シャワーユニット、脱衣室(天井走行リフト・車いす用洗面台)、トイレ(オストメイト)
建物データ 戸建て

シャワーユニット新設:after

1日を過ごす中で、体の洗浄はどうするか、というのはとても大きな問題でした。「浴室に入る前の服の脱ぎ着はどうするか?、どうやって浴室に入るか?、浴槽に入るか?その補助はどうするか?」

人ひとりの体を抱え上げるというのは介助者の身体的な負担も大きいため、理想の生活と現実的な可能不可能の擦り合わせが必要です。さまざまな方法を検討した結果、1階にシャワーユニットを設置することを決断しました。

シャワーユニット内部の様子

シャワーユニットは、浴槽がない分空間を広くとることができ、入浴用車いすを利用して余裕を持って浴室内に入ることができます。介助者のスペースも広くとることができるため、浴室利用の負担をグッと減らせます。

シャワーユニットは3枚扉のものを選択。出入り口が広く、2人並んでも余裕を持って入ることができます。

脱衣室改装:after(天井走行リフト+引き戸+車いす用洗面台)

脱衣室 シャワーユニットやトイレ前の車いす移乗のための天井走行リフト

車いす⇄入浴用車いすに移乗するため、脱衣室には天井走行リフトを設置しました。

扉は全て引き戸に統一しました。特に脱衣室とリビングを仕切る3枚扉の引き戸と、脱衣室とシャワーユニットを仕切る3枚扉の引き戸は開口が広くとれ、2人並んでも余裕の幅があります。

脱衣室とリビングを仕切る引き戸は脱衣室を使用していないときは開いておくことで、より部屋を広く見せることもできます。

脱衣室内に設置した洗面台は車いす対応のものです。洗面台下の空間を開けることで車いす利用時、洗面台にスムーズに接近が可能です。また、蛇口はホース状に伸ばすことが可能です。

デザインは白と木目調のもので統一。お部屋自体をシンプルで柔らかい印象にしてくれています。

トイレ新設:after(オストメイト)

シャワーユニットの横にオストメイトを新設しました。

トイレには、オストメイトを設置。近くに棚を造作しています。

介護用品を置く棚の位置は、リビングに置くか、トイレに置くかで何度も話し合いが重ねられました。介護には心理的な負担もかかります。利便性をとってリビングに介護用品を置くか、普段は見えない場所に介護用品を置くかは、関わる人々の関係性も影響するため正解を出すことが難しい問題です。

日々の生活の中で、様々な理由で、ふっと苦しくなる瞬間があります。その時、家という空間がどんな役割を果たせるのか。それを一緒になって考えることも私共の大事な役割の一つです。

ご利用者様は介助がとても楽になったこと、負担をより少なくなったことで、ご主人と穏やかな時間をゆっくりとれることを喜んでくださりました。

ご利用ありがとうございました。

 

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