【No.20】リビングに天井走行リフトを設置|車いすの乗り換えを楽にする
バリアフリー工事に至った経緯:LDK(天井走行リフト)
今回のご利用者様はご家族で暮らしており、ご主人が車いすを利用しての生活となったことで今回の改修に至りました。
まず最初に難しさを感じたのが、ベッドやリビングのソファなどから車いすへの移乗です。奥様がご主人を抱え上げることは、身体的な負担が大きいため、それを補助するものとして、天井走行リフトの導入を決めました。
「朝起きてから寝るまで、どんな動作をするか」。観察や話し合いを重ね、補助が必要な場所や不便を感じるかもしれない部分を全体的な洗い出しから始め、福祉用具の設置位置だけではなく、日用品や消耗品の置き場まで無理のない動線を設計しました。
場所 | 神奈川県横浜市 |
リフォームした場所 | LDK(玄関代用の出入り口(窓)含む) |
建物データ | 戸建て |
LDK改修:after(天井走行リフト)
画像はリビングと天井走行リフトの設置後の様子です。縦横にレールを渡すことで、リフト自体が立体的に動くことでき、車いす⇄ソファなどの動きの補助を楽にしてくれます。
天井走行リフトとリビング。右に見える窓から直接リビングに出入りができるよう外には段差解消機を設置しています。
天井走行リフトは福祉機器の中でもサイズの大きな設備ですが、天井に取り付けるため、生活スペースの幅を狭めるようなことはありません。そのため、設置してもすっきりと部屋の内装を邪魔せず収まります。
上がりかまちのある玄関を通してではなくリビングに直接入るために、出入口として窓を使用。車いすごと入れるよう広くスペースを取っています。出入り口の窓を開けたすぐの場所に段差解消機を設置し、駐車場に停めた車から降りてすぐリビングに入れるようになっています。
また、出入り口用窓の上にはオーニングを設置。車のドアと出入り口をつなぐように屋根を伸ばせるため、雨の心配する必要がなくなりました。このオーニングは電動で動き、使わないときは畳んでおくことができます。
ご利用者様は介助がとても楽になったこと、負担をより少なくなったことで、ご主人と穏やかな時間をゆっくりとれることを喜んでくださりました。
ご利用ありがとうございました。
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バリアフリーリフォームとは家の中を住みやすくする、というでだけではありません。私共は、家の中の障害や不便をなくす事で、よりエネルギッシュに世界と繋がって生活ができることを目標にしております。
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