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園長さんにインタビュー!‐全面改修の裏話‐Part1(川崎市保育園)

園長さんにインタビュー全面改修の裏話川崎市保育園-Part1

 

インタビューにご協力いただいてありがとうございます。本日はどうぞよろしくおねがいいたします!(インタビュアー)
インタビュアー
(園長先生)よろしくお願いいたします。
では、さっそくですが、まずは保育園について聞かせてください。今、園児さんは何人くらい在籍していますか?
インタビュアー
園長先生
124名です。0,1,2,3,4,5歳児の6クラスあります。0歳児が9名 、1,2歳児がそれぞれ21名 、3歳児が25名、4、5歳児がそれぞれ24名です。

本来は120名定員の施設ですが、今年度は4名多く受け入れて、124名。
職員さんは何人くらいいらっしゃいますか?
インタビュアー
園長先生
給食担当、朝夕のお手伝いをしていただいている方を含め33名で運営しています。
1クラス先生は何名ですか?
インタビュアー
園長先生
0歳は3人に対して先生が1人なんです。
1.2歳は6人に対して先生が1人。3歳が20人に対して1人。
4,5歳が30人に対して1人ですが、余裕をもって3歳児、4歳児、5歳児共に、担任の先生が2人です。
なるほど。安心ですね~。
インタビュアー
園長先生
はい。手厚く配置してます。
保育園の中の施設は、教室と、グラウンドと屋上と給食室と職員室、トイレ。
他に何かありますか?
インタビュアー
園長先生
うちの保育園が選ばれる大きな理由の1つは、園庭がそばにあることです。
それも、園庭が2つあるんですよ。乳児用の園庭と幼児用の園庭と2つあります。
おぉ、それはいいですね。
インタビュアー
園長先生
それプラス、2Fに遊戯室という、体育館みたいな大きな部屋があります。
普通の部屋の4倍くらいのお部屋になっているので、雨の日もそこで遊べるし、運動会の時でも、雨で中止にならずに開催できます。

もちろん発表会とか卒園式も、今回作り直してもらった舞台設置をすることで、できるようになっています。見学に来た方も「すごい!絶対ここに入りたい!」と言ってくれるポイントです。
保育園の倍率高いんですか?:(工事管理担当者)
担当者
園長先生
ここの保育園は倍率すごい高いです。やっぱり環境だと思います。
あぁ~(納得の表情)
インタビュアー
園長先生
今回リニューアルしてもらったので、また人気が出ると思います。

明日は見学会なんですよ。月2回、密を避けるため30人規模でやりますが、、、 園庭や遊戯室を見て、ここ入りたいって言ってくれます。また、ここは一時保育も行っています。
週1~3日程度働いている方や、病院に行きたい方、急な冠婚葬祭とか。様々な理由で、預けられるようになっています。

一時保育の子供たちも保育園の子供たちと一緒に園庭で遊んだり、同じメニューの給食を食べたりできるので、人気があり申し込みが多いんですよ。
園長先生
入園の倍率が高いのはありがたいっていうか、苦しいっていうか、難しいですね。
みんなね、入りたいって言ってもいれてあげれないっていうのがちょっと苦しいですけどね。でもありがたいことだと思います。
なるほど、ありがとうございます。

では、工事の方の話を聞かせてください。
今回の改修の経緯を教えてください。今回改修をするということで、このタイミングに工事をしようと考えたのはなぜですか?
インタビュアー
園長先生
保育園が建ってから10年経ったからです。
ちょうど節目だったんですね。
インタビュアー
園長先生
本部の方では10年たったら修繕していく計画なんだそうです。
それで、ちょうど今年は10年たったのでどこか不具合なところを直しましょう、という話になりました。
なるほどなるほど。

細かい工事内容も聞いていいですか?
今回、絵本コーナーをフラットにしたようなんですが、何か強いご希望があってのことですか?
インタビュアー
図書コーナーの施工前後
園長先生
私はこの保育園に勤務して3年目ですが、職員は開園からいる職員が多いので、私よりも職員に使い勝手がどうなのか、という点で各クラスから要望を出してもらいました。
アンケートみたいな形で出してもらったのですか?それとも対面ですか?
インタビュアー
園長先生
アンケートというより、紙面でですね。

記入された内容を会議で意見を出し合い改善内容を全部ピックアップしました。それを工事の担当者さんに提出して、ここはこういう風に直せばいいねというのを見てもらったんですけど、、、要望はほとんど、全部クリアでしたね!
ありがとうございます。
担当者
園長先生
クラスごとに全部要望を出してもらいましたが、それを全部クリアしてもらいました。びっくりしました。各クラスのロッカーのカギも全部直してもらいました。

もちろん壁紙も全部新しくしました。

鍵まで直すかな、って一瞬思いましたが、職員からここは直してほしいって要望がでていたので。それならやりましょう、ということになりました。
今回はカギもだったんですね。
インタビュアー
園長先生
そう、そうなんです。
いまちょうど、職員さんからのお話がありましたが、職員さんの方で特に強いご希望があったのはどこになりますか?
インタビュアー
園長先生
強い希望があったのは、遊戯室の舞台です。

この保育園は、実は公立運営から民営化された保育園なんです。公立の保育園の古い建物を壊して、あたらしい建物にしました。

以前の保育園で使っていた舞台をもらったので、舞台はもう歴代30数年も使っていてギシギシしていまして。
舞台と収納
園長先生
舞台以外だと、念願だったホールにカーテンレールをつけました。

もともとカーテンレールがついていないところを、職員が園芸用の竿に壁紙と同じ色のテープをまいてそれをつなげてつなげてカーテンレール作っていたんです。

手作りのものを卒園式のときに使っていました。以前から本部の人にしっかりした既製品のものをつけたいと要望を出していて。それが二つ目です。
園長先生
三つめは、1階中央部に設置した絵本コーナーです。

お昼寝から早く起きた小さい子たちが利用しているのですが、段差があると、どうしても転んだ時、怪我にもつながるのでここはどうしても直したいところでした。

1階と2階、どちらもあったので、それぞれフラットにしました。
園長先生
あとはこれは私の要望ですが、幼児クラスのお部屋の外のテラスがコンクリートの床で、10㎝くらいの段差があるために全く使われていませんでした。

もったいないので、ここに雨対応のウッドデッキを貼り、遊びの幅を広げたいと思っていました。

それと、1階中庭に水道をつけた工事ですね。出来上がるとさっそく使ってましたよ。
ありがとうございます。
インタビュアー
園長先生
初めは、「水道…こんなところに水道つけてどうするの?」って職員に言われました。

例えば夏はここでプール遊びをするので、水とお湯を部屋からホースを使って持ってこなくてよくなりますし、窓ガラスが汚れやすいので、窓ガラスをきれいにするのに使いたかったんです。

外の水道からではホースが届かないんですよ。
園長先生
それで不便を感じていまして。ここに1か所あったら様々に使えるなって思っていまして。水だけでなくプール遊びの関係でお湯もひいてもらいました。これがヒットでした(笑)
園長先生
それと実は、コロナの関係で、保護者がお部屋に入って自分の子のロッカーの荷物を出し入れしたり、作品を見たりができなくなりました。

コロナ禍による「新しい生活様式の変更」により、行政からお部屋の出入りは保護者は入っちゃいけませんって通達があったんです。
え!?ダメになったんですか?
インタビュアー
園長先生
ダメになったんですよ。だから、保護者が通れるのは廊下だけなんです。

なので、廊下に全部ロッカーの設置をし直しました。

その結果、廊下が少し狭くなり、避難の通路がふさがれた状況になったので、それを何とかしようと思い、2階のフラットにした絵本コーナーに、荷物置き場のようなものを幼児さん向けに作ったんですね。

あれも最高でしたね。びっくりしました。こんなにきれいになるなんて。
最初は、ロッカーのような棚にしようと思ってたんだけど、いろんなアイデアを出しました。
担当者
園長先生
そう、そう。それはもう、担当者さんには感謝です。
たまたま材料をね、切る前にアイデアが出たんですね!
そうですね。
担当者
えー!その場で決まったんですか?
インタビュアー
園長先生
元の案は今回出来上がった形ではなくて、ひとりひとりの箱型のロッカーだったんです。
よくある形のものですね。
インタビュアー
園長先生
職人さんの最後の確認で、こういう風に作りますね、て言われたときに、みんなが、「え?それはちょっと」っていうことになって。

じゃあもうちょっと考えさせてくださいって。変えたんですね。形を。

そこはもう、感謝でした。
これがなかったら、今頃「あーこれ作らなければよかったな」と思うような形でしたけど、、、担当者さんにこれでいいのか、これでいいのかって言われたので。こちらも考える(きっかけになりまして)ね。
●●先生とかもね、掛け合いいただいてね。こういうのにしましょうか、って話にね。
担当者
園長先生
最初はみんなで考えたときは乳児と同じロッカー箱型だったんですよ?

でもあとからいろいろ考えて、やっぱり乳児と幼児と違うなって考え直しました。

ギリギリになり、それを受け入れていただけたのはほんとに感謝です。
担当者さん様様ですよ。みんなで言ってました。「よかったねー、前の案にしなくてよかったね。」って。
もともと荷物があった場所は廊下が広くなったんですか?
インタビュアー
園長先生
そうですそうです。廊下が広くなりました。

本当は避難のために廊下に物を置いてはいけないことになっていますが、どうしても置く場所がなくって、(工事前は)そういう形をとっていました。

今度はさっと避難できるようになりました。去年一年、我慢した甲斐があります。
そうなると以前は避難訓練も大変でしたね。
インタビュアー
園長先生
本当に。子供が安全に避難しなくちゃいけないですからね。

(Part2へ続く)

 

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